地獄はどこにある?

さてこのような地獄ですが、地獄はどこにあるのでしょうか?

推測になりますが、地獄は、地球の内部に存在していると思われます。なぜなら、人間と畜生(動物・虫)、餓鬼は地上に存在しています。神々は地上50mくらいの高いとことから上に多くはいらっしゃるといいます(地上にテリトリーを築く神々もいらっしゃるようです。「ブッダ最後の旅」にはそういった描写があります)。

人間、畜生、餓鬼、神々は、リアルのこの地球に存在していますので、残すところの地獄も必然的に地球に存在すると考えるほうが妥当になってきます。そうして、地獄の世界の描写を読んでいますと、高温、高圧、冷感といった過酷過ぎる環境を考えますと地球の内部と考えるほうが適切な感じがします。

実際、漢訳阿含経の世紀経を見ますと、上記の推測が当たっている可能性があります。

この世界は、須弥山(しゅみせん)という山を頂点に作られていると原始仏教(お釈迦さま)は説かれます。

須弥山の頂上には神々の世界の三十三天という世界があり、地上には、人間・動物・餓鬼の世界、そして地下には地獄があるようです。

ちなみに地獄から須弥山の頂上までの距離は、24万由旬(ヨージャナ)あるといいます。
由旬(ヨージャナ)は、11.3kmから14.5km前後といいます。
ですので、地獄から須弥山の頂上までの距離は、271万2千km~348万kmになります。

月までの距離38万kmです。ですので須弥山の頂上から地獄の底までの距離は、月までの距離の約7倍~9倍になります。
ちなみに火星までの距離は、約7800万kmになります。
火星までの距離の、1/29~1/22になります。

いずれにしても原始仏教で説く六道輪廻は、地球に限っていえば、目には見えませんが須弥山の頂上から地獄まで271万2千km~348万kmの大きさから成る世界なのかもしれません。

漢訳経典・長阿含経「世記経」の世界観は、アビダンマッタサンガッハでも継承されています。特に切一切有部の論書の世界観は、世紀経の世界です。

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