八正道の本質

仏教の実践は、八正道になります。
ですが八正道にしても、基本は「心を浄める」という軸で行われていきます。

そうして、八正道の項目とは、こちらになります。

項目よりも、その本質を把握しておくことが、実践仏教であろうと思います。
正見、正語・・・という言葉を覚えるよりも、その本質を押さえておくことが大切でしょう。

何故、こう言えるかといいますと、実は、八正道は、しばらく経ってから整備された教えの体系になるからです。

元々、断片的に実践法が説かれ、次第に八正道として整理されました。

最もシンプルな八正道の形は、

戒(かい)・定(じょう)・慧(え)

というものです。これを三学(さんがく)といいます。

戒(かい)・・・普段の生活における「行為」「言葉」「心のあり方」を浄めていく実践です

定(じょう)・・・サマーディ、サマタ、禅、ジャーナ、止、といい、禅定を意味します。深い瞑想を得る修行です。

慧(え)・・・サティ、念、気付き、観、ヴィパッサナ、これこそ仏教の特徴であって、智慧を獲得する瞑想になります。

なお「定・慧」を「念・定・慧」と分類する説明の仕方もあります。より精密な分け方です。ですが、この辺りの分類の仕方や、言葉にはあまりとらわれないほうが良いと思います。
要は、1個リンゴをどのように切って説明するかに似ています。ちなみに、この切り方によって、八正道は三学のほかに、7つの切り方(7種類の分類の仕方)もあります。

この「戒(かい)・定(じょう)・慧(え)」をセットで行うのが、仏教における実践行になります。そしてこの「戒・定・慧」をより具体的に項目化したのが、八正道になります。

このように本質を押さえると、シンプルであることがよく分かるかと思います。