仏教の変容

さて、少し話しは変わって仏教史についてお話したいと思います。
仏教史。歴史ですね。

仏教史を押さえておかないと、仏教を正しく理解することはまずできないと思います。
「仏教」といいましても、実は、違いがあります。違いがあるといいえますと、「それは流派みたいなものでしょ」と思われる方がいらっしゃいますが、それはちょっと違います。

仏教は、時代とともに中身が変わっていきました。
中身が変わっていったといえば「それは時代に合わせて変わっていったのでしょ」と思われる向きもあるかもしれませんが、それも違います。

仏教は、歴史が進むにつれて、その中身が変わっていきました。大雑把に言えば、
原始仏教 ⇒ 部派仏教 ⇒ 初期大乗 ⇒ 中期大乗 ⇒ 後期大乗 ⇒ インドではほとんど失われる

といった歴史をたどり、中身も少しずつ変わっていきます。
結論を先にいっていましますと、最初に提唱した方の志は、お釈迦さまと同じであったケースもあろうと推測できますが、後世になってから変容していったと考えられます。

仏教が変容していく中で、特に、ターニングポイントなった点は、「部派仏教」と「初期大乗」です。
殊に、初期大乗の成立は、衝撃的でもあり、仏教が大きく様変わりをすることにもなりました。
この大乗仏教から仏教は変容していき、混乱の度も深めていきます。

では、初期大乗は、どのようにして成立していったのでしょうか。